平成経済20年史 (幻冬舎新書 こ 9-1)
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公共事業に効果はある
自分の成長を実感させてくれる参考書として活用すべし
とりあえず、平成経済史のたたき台
つまるところ諸悪の根源は財務(大蔵)省。ある角度から見た単純明快な平成経済史。
発売日:2008-11
ランキング:18435位

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「平成経済20年史 (幻冬舎新書 こ 9-1)」のレビュー・感想

【公共事業に効果はある】
 確かに、小泉政権時代の公共事業悪玉論は当時中学生だった私も薄っすらと記憶に残っている。そして何気なく「公共事業って無駄以外の何物でもない」と思っていた。

 しかし当時の公共事業悪玉論の際には「無駄」であるということの他に、「経済効果がない」という主張も有力であった。あまりに声高に「公共事業は経済効果がない」と言われていたので逆に、次第に「経済効果だけで公共事業の善悪を語っていいのか。無駄な公共事業があるのは確かかもしれないが・・・。」と感じるようになった。

 本書を...

【自分の成長を実感させてくれる参考書として活用すべし】
現実に経済を学んできた者にとって読むべき価値は無い。
しかし、アマゾンのレビューを見る限り高い評価を付ける人もいる。この事実は、「人は見たいものを見る」、という言葉を思い出す。

体系的に経済についての考え方や、経済学を学んでいない人にとっては、この本の記述が実感に非常に合う本になっていること、がこの本のレビューの高評価につながっているのであろう。
この著者も経済学や経済について学んできておらず、世間一般の認識水準と経済を学んできていない著者の書く世界が一致した結果であろ...

【とりあえず、平成経済史のたたき台】
 もし、改革が日本で行われていなかったら、今頃、庶民の所得は2倍になっていたという衝撃の書き出しではじまる本書は、平成に入って行われた日本の改革がいかに日本国民のためではなく、アメリカの国益と財務省の省益のために行われたかということを見せつけます。

 ただ、本書で気になるのは、たぶんに憶測や推測が多いところです。

 しかし、その点を引いても十分にインパクトのある本です。

 日米関係と世襲政治を最終的に考えさせられる内容となっています。

 一読す...

【つまるところ諸悪の根源は財務(大蔵)省。ある角度から見た単純明快な平成経済史。】
 ひと言でいえば、財務(大蔵)省を目の敵にしている本。

 宮沢内閣をほめ、細川内閣を無能と切り捨て、村山内閣については特に評価せず、橋本改革を否定し、小渕内閣を持ち上げる。森内閣はいうまでもないが、小泉内閣については舌鋒鋭くめった切りである。めりはりが利いていて読み物として面白い。一つの見方として大いに参考になる。一方、具体的なデータに乏しく、ややヒステリックに写る点が残念である。

 それでも、山一証券の自主廃業のなぞやメガバンクの外資による巨額増資、UFJ銀行の三菱...