地政学の論理―拡大するハートランドと日本の戦略
「地政学の論理―拡大するハートランドと日本の戦略」のレビュー・感想

【日本の安全保障の将来】
マッキンダー/スパイクマンを具体的に歴史の事例を引いて解説してあり分かり易い。
同じ中川先生の日本核武装の選択や亡国の東アジア共同体も読むと日本の有るべき外交/安全保障が見えて来る。

【日本の独立を望む保守派必見の書】
日本が現在直面している危機を地政学的見地から見直し、従来の歴史観を覆す衝撃の書。昭和の戦争は、ソ連の南進を食い止めたい陸軍を無視し、海軍が南進して勝手に始めた戦争であり、ソ連型の統制経済を範とした官僚主義の結果という別宮暖朗氏の主張がある。
本書はさらに見方を深め、海軍が南進したのは太平洋を渡ってくるマハン流の米海軍を恐れ、海軍がソ連のコミュニストに洗脳されていたからだと主張する。著者の主張の主眼は、米海軍のフィリピン到達こそがソ連(ロシア)というハートランドの縦深性に対抗する、シーパ...

【英米系の叡智に学ぼう】
中川八洋さんの芸風は、歯に衣を着せぬ直言と毒舌です。その毒舌では、国益に害する輩に対しては「共産主義者」と罵倒します。これに関しては、他のレビューで批判されていますが、中川さんの決めゼリフなので、どうこう言うことはないでしょう。本書の中の「ロシア民族をひとり残らず殺害するしかない」云々という表現が槍玉にあがっているようですが、これはロシア民族の性情は決して変わらないから、彼らの変化を期待するのではなく、日本が対露防衛をするしかない、ということの強調表現です。この毒舌を取ったら、中川ファンの楽...

【この国の指導者は必ず読むべき本】
さすがに、中川八洋である。怠惰な眠りを覚まさせる力がある。この本は、亡国間近なこの国の指導者に覚醒を促す書物である。要点は次の通り。
読むべき箇所は
はじめに
序論
第1部の「マッキンダー地政学の神の眼をもつ先見力」
「スパイクマン地政学」
「核兵器の地政学(核抑止の地政学)
第2部の「昭和天皇のご遺訓としての「脱亜」」
あとがき
後の部分は、「地政学」に興味をもって、他の本に手を出した際に、やられないよ...
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